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防災・気象

台風情報の読み方|番号の付け方、予報円70%、暴風警戒域と「強さ・大きさ」の基準

台風が近づくたびに出てくる「予報円」「暴風警戒域」「非常に強い」といった言葉を、気象庁の定義で確認しておくためのページです。

読了目安 6分一次情報確認済み
先に要点

台風は、最大風速(10分間平均)がおよそ17m/s以上になった熱帯低気圧です。番号は毎年1月1日以後に発生した順に付きます。予報円は「予報した時刻に台風の中心が入る確率が70%の範囲」で、円が大きくなっても台風が大きくなるわけではありません。暴風警戒域は、5日先までに暴風域に入るおそれのある範囲です。

  • 番号で台風を区別する
  • 予報円は進路の不確かさ
  • 暴風警戒域に入るか確認
  • 警戒レベルは別に確認

台風の定義と番号の付け方

気象庁は、北西太平洋(赤道より北で東経180度より西)または南シナ海にある熱帯低気圧のうち、最大風速(10分間平均)がおよそ17m/s(34ノット、風力8)以上のものを台風と呼んでいます。

番号は、毎年1月1日以後に最も早く発生した台風を第1号とし、発生順に付けます。いったん熱帯低気圧に弱まって再び台風になった場合も、元の番号のままです。このほか、日本を含む14の国・地域などが加盟する台風委員会が用意した140個のアジア名が順番に付けられます。

同じ時期に複数の台風があるときは、ニュースやSNSの「台風」が何号を指しているかを、気象庁の台風情報の番号で確かめます。進路も影響する地域も台風ごとに違うため、番号を取り違えると備える時期を誤ります。

「強い」「大型」はどの基準か

台風の強さ(最大風速)
階級最大風速(10分間平均)
強い33m/s(64ノット)以上〜44m/s(85ノット)未満
非常に強い44m/s(85ノット)以上〜54m/s(105ノット)未満
猛烈な54m/s(105ノット)以上
台風の大きさ(風速15m/s以上の半径)
階級強風域の半径
大型(大きい)500km以上〜800km未満
超大型(非常に大きい)800km以上

強さと大きさは別の基準です。「大型で強い台風」は、風速15m/s以上の範囲が広く、しかも中心付近の最大風速が33m/s以上という意味です。強さや大きさの表現が付かない台風でも、雨による災害は起こり得ます。

予報円・暴風域・暴風警戒域の意味

台風情報の図の見方(気象庁)
表示意味
予報円予報した時刻に台風の中心が入る確率が70%の範囲
暴風域(赤い太線の円)風速(10分間平均)25m/s以上の暴風が吹いているか、地形の影響などがない場合に吹く可能性のある範囲
強風域(黄色の線の円)風速(10分間平均)15m/s以上の強風が吹いているか、吹く可能性のある範囲
暴風警戒域(赤い実線で囲んだ範囲)台風の中心が予報円内に進んだ場合に、5日(120時間)先までに暴風域に入るおそれのある範囲全体

予報円が大きいのは、進路の予測が難しく、中心が通る可能性のある範囲が広いことを示しています。自分の住む地域が暴風警戒域に入っているかどうかで、早めの備えが必要かを判断します。

予報はどのくらいの間隔で更新されるか

気象庁は、台風の5日(120時間)先までの24時間刻みの進路予報を6時間ごとに発表し、24時間先までの12時間刻みの予報を3時間ごとに発表しています。予報円の位置や大きさは発表のたびに変わるため、数日前の図を見て判断せず、最新の発表で確認し直します。

台風情報と「警戒レベル」の関係

台風情報は台風の位置・強さ・進路の情報です。大雨や土砂災害、河川の氾濫、高潮の危険度は、2026年5月29日から始まった新しい防災気象情報(レベル付きの警報・注意報)と、市町村が出す避難情報で確認します。両者の対応は警戒レベルと新しい防災気象情報の対応表にまとめています。

確認先・相談先の選び方

台風の進路と強さは気象庁の台風情報、住んでいる地域の警報・注意報は気象庁の防災情報、避難情報や避難所は市町村の防災ページが確認先です。停電や交通機関の運休は、電力会社や鉄道会社の公式発表で確認します。住まいの被害の記録や保険の請求については、台風被害の写真記録チェックリストも参考にしてください。

出典・確認先

定義と基準は気象庁の解説ページによります。個別の台風の進路・強さは、その時点の気象庁の最新の台風情報で確認してください。

シロまる
シロまるのひとこと

事実と見通しを分けて、一次情報も確認しよう。